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An Extract Piece of the Story, "Period"

指をカッターで切ってしまった。左手の人差し指だ。
半透明な皮に一本の赤い筋がはいり、奥から静かに血が出てくる。密室にじわじわと水が侵入してくるみたいに、静かに。

(あー、やってしまった。)

とりあえず床から立ち上がり、正面にある本棚にむかう。

確か下の方に救急箱があったはずだ。
しゃがんで一番下の段を探す。

ピロピロと携帯が鳴った。

救急箱を見つけてゴソゴソと中を漁る。

携帯の音は続く。

つまり、これは着信だ。

Your turn.

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